【アドベリフィケーションサービス解説】HYTRA for Advertiser

大里 真義
2020-08-12
目次

 Momentumが提供しているアドベリフィケーションサービスをシリーズ化して、解説いたします。今回は HYTRA for Advertiser を紹介させて頂きます。 記事の内容としては下記になります。 

サービス概要 

 HYTRA for Advertiser を一言で説明すると、第三者配信機能を使ったアドベリフィケーションサービスです。  まず、このサービスが出来た背景から説明します。 前提として、MomentumではHYTRAというブランドにおいてサービスを展開しています。 

画像2

  

上記を踏まえた上で3サービスについてもう少し説明します。  

 HYTRA APIは名称にもある通りアドプラットフォームを対象としたAPI連携のサービスになります。HYTRA APIを導入頂くと、DSPやアドネットワーク、SSPへ、アドベリフィケーションの対策機能(Prebid)を実装することが可能です。すでに、国内の多くのプラットフォーマーにご利用いただいております。 
 HYTRA DASHBOARDは主にエージェンシー向けのサービスです。Momentumとして広告配信時に除外すべきだと考えるプレースメントを、ドメインやホスト名単位でまとめ、包括的な除外推奨リストとして提供しています。 
 本記事で取り上げるHYTRA for Advertiserは、HYTRA API、HYTRA DASHBOARDと比較すると、広告主が各パートナーに依存せず対策できるアドベリフィケーションサービスになります。 

どういったサービスか? 

 機能としては二つに分けられます。 

1.ブロッキングバナー差し替え機能 
2.アドベリフィケーションスコア計測機能 

1.ブロッキングバナー差し替え機能 

 Momentum として広告を配信するには適切ではない面と判断した場合 下図の様にMomentumのバナーを広告主様のバナーを差し替えて表示します。 

記事事例

  見て頂いている通り、コンテンツとしてはかなりセンシティブな内容になります。 Momentumのフィルタでは、このような記事はユーザーの購買意欲を削いでしまうネガティブなコンテンツと判断し、ブロッキングバナーと差し替えています。 Momentumとして広告を配信するには適切ではない面としているのは下記カテゴリです。 

 ・悪質CGM(匿名掲示板系、2chまとめサイトなど) 
・R指定(R18コンテンツ、グラビア、グロ系サイトなど)
・著作権侵害(違法ダウンロードサイトなど)
・ネガティブ(差別、暴力、犯罪などを助長するようなコンテンツや、政治などのセンシティブなコンテンツ)
・ポイントサイト  

 また、上記5カテゴリとは別に、27種の業種別のフィルタも準備しています。 例えば、自動車業界の広告主の場合、「リコールが発生し○○台回収」のような記事にはブロッキングバナー差し替える、というようなフィルタです。 

 2、アドベリフィケーションスコア計測機能

 第三者配信機能は、プラットフォームごとに異なる広告配信を、一つの指標で計測できるという特徴があります。HYTRA for Advertiserでは、アドベリフィケーションに関わる、ブランドセーフティ、アドフラウド、ビューアビリティを計測することが可能です。1例ご紹介いたします。 

レポート1

  日別の推移も確認可能です。 

レポート2

 さらに詳細のデータを確認されたい場合は、個別にご相談することも可能ですので、弊社担当、または下記のお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。 

ご利用の流れ 

流れ

1.配信素材(バナークリエイティブ/入稿URL)のご納品
2.第三者配信タグの発行、及び納品
3.プラットフォーム(DSP、Ad Network)への第三者配信タグ設定
4.広告配信(ブロッキングバナー差し替え機能、計測機能)
5.レポートの納品 

 レポート納品後、そのレポートをもってさらに次の対策を検討していく、という流れになります。たとえば、レポートから配信除外リストを作成したり、アドフラウドと思われるIPアドレスをブロックしたりする、という形です。基本的には単発のご利用はお勧めしておらず、長期的に計測し、徐々にリスクを下げていくことをゴールとしている場合が多いです。 

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