この度Momentum株式会社は、NPO法人ファクトチェック・イニシアティブ(以下、FIJ)のコーポレートパートナーに参画いたしました。フェイクニュース及び偽情報の拡散は世界的な問題になっており、社会的に様々な影響を与えています。特に、Momentumが関わっているインターネット広告の文脈でも取り上げられることが多く、あらゆるメディアやプラットフォームの信頼性が問われる事態になっています。Momentumは、FIJの理念に賛同し、その活動に協力していきます。
方法とは?
ヒントを得る
NPO法人ファクトチェック・イニシアティブとは?
FIJの設立趣意を抜粋して引用します。近年、人々をとりまくニュースや情報の環境は大きく変化しています。インターネット上に新しいニュースメディアや個人の書き手が次々と現れ、SNSなどのテクノロジーメディアの普及も相まって影響力を増しつつあります。一方で、デマや真偽不明の情報が拡散することへの懸念も高まっています。もっとも、新聞やテレビなど従来のメディアにも事実と異なる報道が散見され、透明性をもって是正する取組みが十分になされてきたとは言えません。こうした課題にメディアやジャーナリズムはどう応えていくのか、その存在意義や役割が問われています。
(中略)
私たちは、こうした問題意識を共有する個人や関連団体がそれぞれの垣根を越えて協働し、ファクトチェックの実践を広げていくための取組みを開始することを決意し、ファクトチェック・イニシアティブ(FactCheck Initiative Japan、略称「FIJ」)を立ち上げることと致しました。
※FIJ「ミッション」より抜粋:https://fij.info/mission
FIJは、2017年6月に専門家やジャーナリストらの呼びかけで発足したNPO法人です。ファクトチェック・ナビというウェブアプリや、各種のセミナーの開催、また、協業企業との新たなテクノロジー開発など、様々な活動を行なっています。そのような活動を通して、社会に誤った情報が広がることを防ぐ仕組みづくりを行なっています。Momentumとしてもそのような活動に協力すべく、この度コーポーレートパートナーに参画いたしました。
※FIJコーポレートサイトよりキャプチャhttps://fij.info/about/supporters
フェイクニュースとインターネット広告
ひとことでフェイクニュースと言っても、様々な種類の問題を含んでいます。
・意図的に人を騙すことを目的として、情報全てが誤っているもの
・一部は本当だが、一部は意図的に加工されているもの
・異なる文脈の情報が一緒にされているもの
・見出しやキャプチャがミスリーディングなもの
これらは一部ですが、様々な分類に分けることができます。分類ごとに対応方法が異なり、「一律こうすれば良い」という方法が確立されているわけではありません。また、新型コロナウイルスに関する一連の騒動では、「未知のウイルス」ということもあり、真偽のわからない情報が今なお飛び交っています。このような社会的情勢の不安定さは、人々の分断をうみやすく、フェイクニュースが拡散されやすい一因になっています。
特に海外では、フェイクニュースを拡散させた原因として、インターネット広告及びプラットフォームへの責任の追求が行われています。
フェイクニュースの収益化を後押し、ネット広告業界に「責任を取れ」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kazuhirotaira/20210528-00240175
もちろん何もかもがインターネット広告業界が悪いわけではありませんが、ただフェイクニュースの量産・拡散を防ぐようなテクノロジーが明確に存在するわけでもありません。インフラと化したインターネットの世界をよりよくするために、その一端を担っているインターネット広告業界の端くれとして、何かできればと考えています。
≫≫ フェイクニュース対策、見分け方や広告主にできることはなに?
≫≫ Facebook広告に多い詐欺の実態とは?手口や対策について解説
・今後について
今後、Momentumとしてはフェイクニュースの抑制に向けた活動をFIJの皆様と一緒に取り組んでいくつもりです。ぜひお手伝いいただける企業様などございましたら、お声がけください。