広告詐欺「アドフラウド」って何?基本の内容から対策方法まで詳しく解説! Momentum株式会社

竹島康弘
2022-03-28
目次

この記事は不正なクリックやbotなどによる広告詐欺「アドフラウド」について解説します。概要から具体的な対策方法までご紹介します

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インターネット上の広告詐欺「アドフラウド」とは?

 

・広告詐欺アドフラウド とは

 インターネット広告のトラフィックの中には、Invalid Trafficがあり、General IVTとSophisticated IVTの二つに分類できます。SIVTがいわゆる「アドフラウド」です。アドフラウドとはad(=広告)とfraud(=詐欺)、すなわち広告詐欺を意味します。

 ディスプレイ広告、リスティング広告、アプリ上に表示される広告も含む、これまで一般的に「インターネット広告」と呼ばれている広告をはじめ、Connected TVと言われるTV画面上で動画を閲覧する際に表示される広告(これも仕組みはインターネット広告の一つです)において、悪意を持った者が、不正な手口で本来発生しないインプレッション(表示)数クリック数やコンバージョン(成約)を発生させ広告主から広告費を詐取する行為を意味します。

 アドフラウドが発生することにより、知らずに広告費が搾取されてしまっています。結果的に、広告の本来見込める費用対効果が悪化するため、インターネット広告に関わる企業全てにとって深刻な問題になっています。

 アドフラウドの被害について、年々その被害額は大きくなっています。spiderlabsの調査によると、日本国内だけでも、2020年の下半期(2020年7月~12月)の間に39.5億円の被害があり、現在はより大きな被害になっていると想定されます。またIntegral Ad Scienceの調査によると、2020年上半期においてアドフラウド対策を導入していないキャンペーンはアドフラウド対策を導入しているキャンペーンと比較し被害に合う確率が最大25倍にもなりうるとのことでした。

 

・アドフラウドの何が問題なのか?

 アドフラウドの問題点は大きく2点に分けることができます。
 まず1点目は広告費が無駄になるということ。広告主にとって本来発生する必要のない広告費がアドフラウドによって発生してしまいます。いくらCPAなどの指標を注視してWEBマーケティングや広告の施策の戦略を立てて実行してもアドフラウドの対策をしていないと本来の費用対効果が測れないリスクがあります。
 広告におけるKPIなども正しく計測できないと意味がなくなってしまいます。
2点目は、広告費が意図せず反社会的勢力の資金になっているというコンプライアンス上のリスクです。アドフラウドはJIAAによると、小遣い稼ぎ目的の一個人から、反社会的勢力との関連が疑われるような国内外の悪質事業者まで、様々なプレイヤーが介在しているとされています。

広告主が反社会勢力に間接的でも資金提供しているとなるとその広告主の信用問題にも関わってきます。広義の意味で広告主のブランドを毀損する可能性があると言えるでしょう。

 

・アドフラウドの種類
 アドフラウドの種類は次の5種が代表的なものになります。年々手口も進化しています。

 

ボット(アプリ、ディスプレイ面、リスティング広告)
 最も多いアドフラウドの手口になります。ボットすなわち不正なプログラムによって発生させられた不正なクリックやインプレッションのことを指します。
具体的には本来広告を閲覧するユーザーがする動きをこの不正なプログラムが操作し、クリック数やインプレッション数を水増ししています。


端末養殖場(クリックファーム) (アプリ、ディスプレイ面、リスティング広告)
 こちらは複数のモバイルやPCの端末を用意し人力やボットを使い、大量のクリックを生み出す手口のことを指します。これらのファームを水面下で請け負っている悪質な業者が存在することも事実です。

 Auto Refresh(自動リロードされる広告)(アプリ、ディスプレイ面)
 名前の通りユーザーが閲覧しているページを自動でリロードしてインプレッション数を水増しする手口になります。広告枠のみを数秒単位で頻繁にリロードさせたり、ページ単位でリロードをさせたりと様々な種類が存在します。

トラフィック・エクスチェンジ(アプリ、ディスプレイ面)
 トラフィック・エクスチェンジとはお小遣い稼ぎを目的としたユーザーや、自動サーフと呼ばれるツール(一定時間経過すると自動的他のページに遷移するツール)を提供する業者によって不正にインプレッション(閲覧)数を発生させる手法です。広告に興味をもって閲覧しているユーザーではなく、広告主にとってまったく意味のないインプレッションが発生してしまいます。

インストール・ハイジャック(アプリ)
 こちらはユーザーがアプリをインストールするときに行われるアドフラウドの手口です。アプリをインストールしたユーザーのスマートフォンがマルウェア感染し、インプレッションやクリック、インストールなどが不正に行われてしまう手口になります。


・アドフラウド対策の具体的な方法について
 アドフラウドに対してどんな対策ができるのか紹介していきます。ご自身ですぐに実施できる対策もございます。また、アドフラウド対策ツールを提供している企業も存在します。それぞれ紹介しますので、自社の課題やリソースにあった対策を選択するようにしましょう。


自社でブラックリストを作成して対策する方法 (無料)
 こちらは不正のクリックと思われるIPを自社で特定してリストを作成する必要があります。更新性や、どの基準で不正クリックと判断するのかなど工数がかかることは予め想定して取り組む必要があります。                                                                                                                                                                 

PMP(プライベートマーケットプレイス)の活用(有料)
 媒体社と広告主を限定した、クローズドの広告取引市場になります。
ただし、本当にアドフラウド率が低いかどうか、もしくはアドフラウドと思われるトラフィックは課金の対象から外してもらえるのかなど事前にPMPの担当に詳しくヒアリングを行い比較検討しましょう。

アドベリフィケーション対策ツールを使う方法 (有料)   
  アドベリフィケーションツールを提供しているベンダーのツールを利用する手法になります。ディスプレイ面であればIntegral Ad Science、Doubleverify、MOAT、Momentum、アプリ面であればSpiderLabs、リスティングであればCHEQ、X-log、PPC Protect、シエンプレなどが有名です。

 リストを提供してもらえるのか、pre-bidかpost-bidか手法の違い、また導入にかかる費用が固定なのか従量課金なのか、WEBのみでなくアプリやYoutubeも対応可能なのか?対応範囲も各社異なるため、まずは自社の状況を把握したうえで選定に入ることをおすすめします。


・他のアドベリフィケーション対策も一緒に行うことが重要

 アドフラウドの対策を単体で行ったとしても、ブランドを毀損する面に広告が出続けていたり、視認性の悪い場所に広告が出続けていては最終的に広告の効果が悪化してしまうことが想定されます。広告の最適化をするのであればブランドセーフティ対策、ビューアビリティの向上をセットで行いましょう。

 

・まとめ
 以上、アドフラウドについて解説してきましたが理解は深まりましたでしょうか。アドフラウド問題については実際に広告の運用に関わる方だけではなく、法務などの管理部門の方や投資の意思決定を行う経営企画、役員の皆様にもぜひ意識していただきたいです。


もし自社でお取組みがしたい、ご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください。

 

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参考記事

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000031981.html

https://integralads.com/jp/insider/h1-2020-media-quality-report/

https://www.jiaa.org/gdl_siryo/gdl/adfraud_statement/

 

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